PM(煤)を処理する自動DPF再生は意識する必要なし
俺はDPFランプなんて点いたこともない。よく「今のディーゼルエンジンは回さないとダメ」とか「ちょい乗りだけは良くない」とか言われますが、いまいち分かりにくいですよね。
そもそも『エンジンをきっちり回せ』とか言って、そのきっちりがレッドゾーン寸前かと思いきや、そう言ってる人の話をよくよく聞いてみたら2000回転だったりw
どちらもDPF再生をしなくなって煤が詰まってしまうから言われてるんだけど、DPF再生の具体的な説明が三菱のQ&Aに書いてあった。
<走行イメージ>
水温計の中間近くで指針が安定した状態で、約25km/h 以上で約30分間走行する。通常であれば数分後に、DPF にたまったすすの燃焼・除去を開始します。燃焼・除去中は、グロー(予熱)スタート表示灯が点灯します。通常30分程度の走行で警告表示とグロー(予熱)スタート表示灯が消え、燃焼・除去を終了します。
新型デリカ D:5 よくあるお問い合わせ
https://www.mitsubishi-motors.co.jp/reference/newmodelfaq/new_delica_d5/CA00000800.html
マツダのディーゼルは知らんけど、三菱の場合エンジン回せとか関係ないじゃん😨
俺は、まず滅多にレッドゾーン寸前までアクセル踏み込むなんて無いからね。安心したわっ
「ちょい乗りだけは良くない」は本当っぽい
DPF再生の発動に30分で燃焼・除去に30分で合計1時間!?
だけど三菱一筋30年のメカニックに聞いたところ、デリカD5の自動DPF再生に関してトラブルは皆無だと。
むかしOEM生産されていたデリカバンがマツダのクリーンディーゼルだったらしく、そのエンジンは相当いろいろあって大変だったみたいだけど。
燃焼・除去中は、グロー(予熱)スタート表示灯が点灯します。とあるけど、これは新型デリカだけじゃなかな。俺のデリカは走行中もしくはDPF再生しているであろうエンジン停止後にファンが回っていてもグローランプが点いたことがない。たぶん前期型のデリカD:5は、いつDPF再生が行われてるか分からないと思う。
2020-04-25追記:自粛要請で、ちょい乗りだけになってたら、ちょい乗り何回でエンジン停止後のDPF再生が始まるのか目安が分かりました。毎回同じじゃないでしょうけど。
Noxトラップ触媒か尿素SCRシステムか
どちらもNOx(窒素酸化物)を消去する機構。前期型のデリカD5はNoxトラップ触媒。しかし時代はNoxトラップ触媒に代わって「AdBlue®」を使う尿素SCRシステムで新型デリカにも採用されているし、そこら中を走っているトラックのほとんどが「AdBlue®」を使う尿素SCRシステムだ。
ならば俺のデリカに使われているNoxトラップ触媒がなんで尿素SCRシステムに代わったのか少しだけ調べてみた。何らかのデメリットがあるからだろうけど。
日経 xTECHより抜粋
Noxトラップ触媒内にNOxが蓄積されたと判断すると排ガス中の酸素濃度を減少させる燃料過多の燃焼に切り替え、NOxを還元。NOxの蓄積量は走行データからの推測でしかなく、還元も様々な条件の走行中に行う必要が出てくるため、効果を発揮させるのは非常に難しい。
Noxトラップ触媒だと生産コストが安く済むけど、NOx処理能力がAdBlue®に比べて非効率的でエンジンが燃料過多の燃焼状態になっている時は当然燃費も悪くなるらしい。
溜まった時だけ処理するNoxトラップ触媒と常にNoxを処理している尿素SCRシステム。Noxトラップ触媒の場合、NOx蓄積量は走行データからの推測だっていうんだから、確実にNoxを還元してるとは言い難いんですね。なんか納得。
日経 xTECH NOx吸蔵還元触媒はコスト、尿素SCRは処理能力に強み
https://tech.nikkeibp.co.jp/dm/atcl/feature/15/062100107/011700044/
ちなみに新型デリカD5のAdBlue®タンク容量は16L。補充目安は16,000km?でAdBlue®が残り2Lになると警告表示されるとの事。値段は16Lで3000円くらいっぽい。
不満なのはエンジンよりエアコンw
運転席の足元から出る風は、左奥のフットペダルの上にあるので、風が自分の足に直射しない。コタツに足を突っ込んでるような即効性のある温かさがあればいいけど、デリカのエアコンは音ばかりなので未だに不満。
これ以外は、ほぼほぼ皆さんの想像通り、期待通りのミニバンです。
さぁーさぁー新型デリカ買っちゃいましょっ😎
あ、でもコーナーセンサーは付けない方がいいよ。 まじゴミ😱😱😱
1969年、東京都生まれ。千葉県在住。
文句ばっか言ってるけど、デリカD5ジャスパー、俺の超お気に入りで大満足してますよ!この良さは乗らないとなかなか伝わらない。じゃあなんで欲しくなったのか、たぶん男のロマンを彷彿させるからでしょう。そのイメージはそのまんま期待通り、細かいところが気になってくるので、それも含めて書いています。