三菱とマツダのクリーンディーゼルの違い


三菱とマツダのクリーンディーゼルエンジンには、設計・考え方が大きく異なります。
だからマツダのクリーンディーゼルで聞くトラブルが三菱にもあてはまるかというと、そうではありません。
そこら辺について下記ブログで詳しく説明しています。

デリカD:5は故障が多い?壊れやすいのか故障率をもとに解説!


PM(煤)とNOx(窒素酸化物) どちらの削減を重視するか

超ざっくり書いておきますと、PM(煤)とNOx(窒素酸化物) この2つは片方を減らそうとすると片方が増加という関係にあり、

デリカD:5のディーゼルエンジンは基本的にPMの発生を少なくするように設計されており、それによって発生するNOxは「NOxトラップ触媒」と呼ばれるフィルターによって処理することで排気ガスをクリーンにしています。

しかしマツダではエンジンの圧縮比を低めにしてNOxの排出を大幅に減らすように設計しており、それによって発生する大量のPMは大型のDPFによって解決する方法です。

これによりマツダのディーゼルエンジンにはNOxトラップ触媒が不要となり、貴金属を多用する触媒が減ることでコスト面で大きなアドバンテージを得ています。


なので、マツダのクリーンディーゼルはDPF関連のトラブルが三菱よりも多く聞くようになっていると。ただ、そうなると三菱の場合は「NOxトラップ触媒」という部品が余計に付いていることで、この部品トラブルがありがち?という可能性も無くはないって事になるけど、どうなんだろ。
2019-02-27追記:新型デリカではDPF再生は変わらず尿素SCRシステムによってNOxを削減しています。

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