ディーラーでいろいろ聞いてきた
※photo:京葉市川PA
デリカD5のリコールに関して、おさらいしておくと以下の通り。
エンジンECUにおいて、燃料タンク内の燃料ポンプの制御プログラムが不適切なため、燃料残量が少ない場合に、 燃料ポンプが空気を吸い込むことがあります。 そのため、燃料がエンジンに供給される過程で空気が圧縮され高温になることで炭化物が生成され、フューエルインジェクター内部に堆積し、 当該インジェクターが作動不良となり、最悪の場合、エンストに至るおそれがあります。
それに対して、処置は
改善の内容として
1)エンジンECUの制御プログラムを対策仕様に書き換えます。
2)車体番号を確認し、フェールインジェクターが対策前の車両はフェールインジェクターを対策品と交換します。
3)車体番号を確認し、取扱説明書、メンテナンスノートで、フェールインジェクタークリーナーの定期注入指示がある車両は、その指示を廃止します。
今後DFSクリーナーを入れなくてよくなるのは本当っぽい
交換されるフェールインジェクターの対策品が新型デリカについているものと全く同じかどうか現時点では分からないけど、インジェクターが改良型になることによって、旧型デリカでは今まで15000㎞毎に入れなければいけないことになっていたDFSクリーナーが、強制ではなくなるようです。
DFSクリーナーはノズル以外にもエンジン内部を綺麗にしている役割があると思うので、予備もあるし俺は1万キロ毎くらいに入れ続けると思う。
メーターにエンジンシステム点検が表示されなくなるのか!
そうなると、15000㎞毎にメーターに表示されていたメーターに『エンジンシステム点検』が表示されなくなるんじゃないかと。そういう部分も含めた対策仕様の改良プログラムを、いま三菱自動車は頑張って作っているんじゃないかという段階みたい。
1本10万×4のフェールインジェクター
問題は高価な1本10万×4のフェールインジェクターだ。それを今回のリコールでは新型デリカと同等の改良型フェールインジェクターの新品に無料交換してくれるわけだけど、このフェールインジェクターは距離を走ると、いずれはノズル詰まりとかで故障する可能性のある部品ということは前にメカニックから聞いていた。メカニックが言うくらい、過走行のデリカD5にありがちな故障だったようだ。だからリコールになったんだろって考え方でもいいのかもだけど、何度も言うけど今回のリコールでは、そのフェールインジェクターをごっそり新品交換になる😵
リコール作業を急がない方がいい!?
俺みたいに距離を乗っちゃう人、もしくはデリカD5を“あがり車”と考えていて、もう車の買い替えなんてしねぇって人。ずーっとリコール対象のデリカD5に乗り続けるんだって人は、なるべくリコール対策作業を後回しにして、改良型フェールインジェクターを距離を稼いでから付け替えした方がいいんじゃないかとケチな考えが脳裏をよぎったw
俺はどれも当てはまるので、初回車検の時まで、あと約1年半リコール作業しないでガマンしちゃおうかなと。たぶん初回車検の頃には走行距離が15万キロ弱になってるだろうし。その時点でフェールインジェクターが新しくなってくれる方が嬉しい😅
今回のリコールは『燃料残量が少ない場合』に起きる可能性のあるトラブルだから、ガス欠になるような走り方をしないで、せいぜい残量4分の1くらいになったら燃料を入れていくようにすれば問題はないだろう。
という事で、いまのところ俺はリコール対策を慌てて作業してもらうのではなく、来年10月の車検の時にでも諸々作業してもらおうかと目論んでいるw
リコールって急いで対策しなければいけない重大な事なんだから良くないのは分かってるけど…
3月9日追記、リコール作業始まってるようです。
俺みたいにバカな考えはやめて、さっさとリコール作業してもらいましょう。
自分の車がリコール対象なのか自動検索できます。
お客様のお車が2000年7月26日以降に届出の「リコール・改善対策・サービスキャンペーン」の対象車両に該当するかを最新情報から自動検索
https://recall.mitsubishi-motors.co.jp/Recall/jspforward.do?page=/searchrecallstatus.jsp&prefix=
1969年、東京都生まれ。千葉県在住。
この先がどうなっているのか分からない初めての林道をデリカD5で走る、どんどん狭くなって通れなくなるかもしれない草木が生い茂ったダート、落石の跡から出来たガレ場、木々の間から時折見える山々の尾根、デリカD5で行く林道探索が至福の時。