ずーっと100㎞固定で走って分かったNox還元の挙動
クリーンディーゼルの話になるとDPF再生の話題は何かと出てくるけど、Nox還元の話はあまり聞こえてこない。
いまの時代、Nox還元の方法は「AdBlue®」を使う尿素SCRシステムが一般的なので、常にNox処理されており、何も気にする必要がないからなんだけど、俺のデリカは旧型だからNoxトラップ触媒によってNOxが蓄積されたと判断すると排ガス中の酸素濃度を減少させる燃料過多の燃焼に切り替え、NOxを還元している。
この仕組みはマツダのクリーンディーゼルでもNoxトラップ触媒ならば同じこと。
で、この『排ガス中の酸素濃度を減少させる燃料過多の燃焼』をこの前のデリカで北海道へ行った時に体感したので、燃料過多の燃焼が、どんだけ燃費が悪くなっているのかレポしておく。
平均燃費が13.5km ⇒ 11.5km
千葉から青森まで、ずーっと100㎞で移動している時(約8時間)走り始めてから1時間くらいでマルチインフォメーションに表示される平均燃費は13.5kmだった。
そういえば前に100㎞巡航も計測した事あったなとか思いながら、まあ一回くらい青森まで8時間分たっぷり100㎞で走って計ってみるかと、走り続けていた。
そんな時、ふと平均燃費に目をやるとさっきまでずーっと13.5㎞だったのが急に11.5㎞(確か💦)になっていた!
ん??? この辺、緩い登り坂なのかなぁとか悶々と考えていたが、そもそも登り坂になっていたとしても、こっちは延々数時間100㎞で走ってきている訳で、ちょっとやそっとで平均燃費の表示が変わる訳がない。
メーターに平均燃費が表示される車に乗っている人なら分かると思うけど、エンジンかけたての走り出しならともかく、高速道路を数時間も運転していて表示された平均燃費は、そうそう変わらない。
『Nox還元』の燃費は通常よりも15%ダウン
しかも結構長い時間11.5㎞と表示されていた。たぶん30分くらい。その後は13.1㎞とか表示されて、しばらくすると13.5㎞に戻っていた。
その間、登り坂らしいところは走ってないし、それでいろいろ考えた結果、これが『Nox還元』している瞬間なんじゃないかと。『Nox還元』している時は燃料過多で燃費が悪いと以前に調べて分かったし。
という事で、俺の推測が合っているなら『Nox還元』の燃費は通常よりも15%ダウンとなる。
ps.今思ったけどDPF再生している瞬間だったのかも😅
まいいや、旧デリカのクリーンディーゼルは一定のスパンで燃費が15%悪くなる挙動があるって事でw
1969年、東京都生まれ。千葉県在住。
この先がどうなっているのか分からない初めての林道をデリカD5で走る、どんどん狭くなって通れなくなるかもしれない草木が生い茂ったダート、落石の跡から出来たガレ場、木々の間から時折見える山々の尾根、デリカD5で行く林道探索が至福の時。